危険のグルメ

【 この記事はCCSアドベントカレンダーに寄稿したものです。】

好きでよく凝った料理をする。一人暮らしを始めてからはお菓子作りよりも料理の方が多くなった。また、行動範囲も広がり色々なものを口にするようになった。今回はその成果のうち、色々な意味で危険だったものを紹介しようと思う。

 

【物理的に危険】あんこう鍋

 

 いきなり他人のツイート(許可はとってある)で恐縮だが、このときは自分はあんこうで手が大変なことになっていたので先を越されてしまった。(いっぱいいいねがついていたのでくやしい)

出刃包丁などないので、普通の包丁であんこうの骨を叩き切る羽目になった。なによりこの口である。口も手を差し込んで外す必要があるのだが、死んでいてもあんこうに噛まれるのは非常に痛かった。

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で、目立たないがこれが完成した鍋である。一尾2000円しなかったがこの鍋に大盛り2杯も作ることが出来たのでコスパは非常にいい。3、4人を満腹にすることも可能だ。もちろん味も絶品であるわけなので、あれだけハードだったにも関わらずまた作りたいと思っている。

 

【健康が危険】本国エディション

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ノーコメントで。ほとんどお土産にして、下の写真のものはウォッカと一緒に飲まれてしまった。飲んだのは茶色と白のチョコレート味で、最初はチョコレートなのに後味が例の緑だった。アメリカにはまた行きたい。

 

【もっともっと健康が危険】病院食

 

 ↑こんな感じでtwitterに一週間病院食を上げ続けた

 つい最近の話である。最近貧血気味だと思い病院に行ったら「あと数日も放っておいたら救急車でここに来ることになりましたよ」的なことを言われ有無を言わさず入院になった。貧血で倒れるというのはありがちなように思えるがそこまで悪化すると確実に輸血が必要であり心不全も見えてくるので思っている以上に早く病院に行くべき。病院では毎食米180gが出るのにおかずはみな薄味で勝手にふりかけを導入していた。

 

【精神的に危険】闇鍋

 この間何を血迷ったか同期と先輩の3人でやった。最初にあんこう、きりたんぽ、缶詰、親子丼、カレーなどを入れたところまではよかったのだが、先輩の持ってきた中国からの留学生にもらったという謎の調味料、これがとんでもない危険物だった。辛味とその他香辛料を牛脂で固めたものであり、一欠片で鍋一面にラー油が浮いてきた。なおも同期(言い出しっぺ)の暴走は止まらず、最後には桃缶とシュークリームとお好み焼き味のランチパックを入れたのだった。後者ふたつは3つずつ無かったため向こうに押し付けて助かったが(曰く、シュークリームはまろやかで意外といける、ランチパックは汁を吸って重いとのこと)、桃缶が余りにも酷かった。私は料理に果物を入れるのをむしろ歓迎するくちなのだが、初めてダメだと思った。おっさんの匂いがするのだ。甘味、食感は問題ないが桃缶特有の匂いとスープの匂いが合わさっておっさんが生まれてしまった。汚い力太郎の誕生である。上述の具材を全部食べた同期は悶絶していた。言い出しっぺの法則を体を張って遵守する人を初めて見た。

 

以上、すぐに思い出せるものはこのあたりである。

今はスッポンをさばいてまる鍋を作りたいと思っているのだが、人が集まる気がしない。